ウィンドウ上部の「Decompose」セクションには、「Decompose」機能のコントロールと設定があります。
- Decompose Settings
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「Decompose」機能で作成したサンプルの保存場所を指定できる「Decompose Settings」ペインを開きます。
「Sensitivity」、「Cutoff」、および「Duration」
「Decompose」機能の質は、「Sensitivity」、「Cutoff」、「Duration」の設定に大きく依存します。さまざまな設定を試してからサンプルを分解してください。
「Sensitivity」、「Cutoff」、「Duration」のパラメーターを有効にするには、「Prelisten」をオンにする必要があります。
- Sensitivity
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信号部分とノイズフロアの間に必要なレベル差を指定します。この値が、信号部分が検出されるためのスペクトラムのピークと谷の間の最小距離になります。この値を小さくすると、サンプルの信号部分の多くが「Tonal」成分の一部であると見なされます。
- Cutoff
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Backbone で信号部分を検索する範囲の上限を設定します。「Sensitivity」や「Duration」の設定に関係なく、「Cutoff」で指定した周波数より上の信号はノイズと見なされます。
- Duration
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信号部分の最小の長さを指定します。指定した値より短い信号は自動的にノイズと見なされ、長い信号は「Tonal」成分の一部と見なされます。
「Decompose」機能で正しく検出されない短いアタックや強いトランジェントが含まれるサンプルの場合は、この設定を小さくしてみてください。
「Tonal Level」、「Mix」、および「Noise Level」
- Tonal Level
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「Tonal」成分のレベルを調節できます。
「Tonal」成分のみを再生するには、「Solo Tonal」をオンにします。
補足「Apply」をクリックするときは、「Solo Tonal」を必ずオフにしてください。そうしないと、レイヤーがサンプルの「Tonal」成分で上書きされます。
- Mix
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オンにすると、「Tonal Leve」ダイヤルと「Noise Level」ダイヤルを使用してミックスを変更し、調節したミックスを新しいファイルとして保存できます。
- Noise Level
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「Noise」成分のレベルを調節できます。
「Noise」成分のみを再生するには、「Solo Noise」をオンにします。
補足「Apply」をクリックするときは、「Solo Noise」を必ずオフにしてください。そうしないと、レイヤーがサンプルの「Noise」成分で上書きされます。
「Prelisten」と「Apply」
- Prelisten
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現在の設定に従ってサンプルの「Tonal」成分と「Noise」成分が計算されます。これにより、「Decompose」の設定を試聴できます。
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「Solo Tonal」または「Solo Noise」をオンにすると、レイヤーの「Tonal」成分または「Noise」成分を聴くことができます。
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「Mix」をオンにすると、「Tonal Level」コントロールと「Noise Level」コントロールで調節したミックスを聴くことができます。
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- Apply
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「Decompose」機能を適用します。
補足-
「Mix」をオンにすると、サンプルが置き換えられます。
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「Tonal」成分または「Noise」成分の「Solo」をオンにすると、レイヤー内のサンプルがその成分だけで置き換えられます。
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「Mix」と「Solo」をどちらもオフにすると、2 つの新しいレイヤーが作成され、一方にはサンプルの「Tonal」成分、もう一方には「Noise」成分が含まれます。
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