VocalChain は近代的な歌声の処理に特化したプラグインです。音を整えたり特定の成分を追加したり、またよく使われるエフェクトを追加したりなど、いろいろな状況で使われるさまざまなモジュールを搭載しています。
エフェクトチェーンリスト
リスト内のモジュールの順序でシグナルチェーンが決定します。
モジュールの順序を変更するには、シグナルチェーンリストの「Clean」セクションまたは「Character」セクションでモジュールをドラッグするか、カテゴリー表示のパラメーターセクション内でモジュールをドラッグします。
リストからモジュールを選択するとそのモジュールの詳細ページが開き、使用できるすべてのパラメーターが表示されます。
マウスホイールを使用してエフェクトチェーンリストをスクロールできます。
周波数ディスプレイ
周波数スペクトラムが表示されます。選択したモジュールについて、周波数関連のパラメーターを編集できます。
パラメーターセクション
このセクションでは、エフェクトモジュールのパラメーターを調節できます。使用できるパラメーターは、シグナルチェーンリストで選択した項目によって異なります。
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「Overview」を選択すると、各モジュールの最も重要なパラメーターのみ表示されます。
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「Clean」、「Character」、または「Send」カテゴリーを選択すると、対応するカテゴリーのすべてのモジュールがパラメーターを減らしてコンパクトビューに表示されます。
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1 つのモジュールを選択すると、対応するモジュールのすべてのパラメーターが詳細ビューに表示されます。
補足また、パラメーターセクションのモジュール名をダブルクリックすることで、詳細表示と概要表示またはカテゴリー表示を切り替えることができます。
メーターセクション
このセクションでは、全体の入出力レベルをコントロールし、全体のゲインリダクションを表示できます。
サイドチェーンセクション
サイドチェーンに対応するすべてのエフェクトモジュールは、詳細ビューに「Side-Chain」セクションが表示されます。これにより、対応するエフェクトのサイドチェーン設定を行なえます。
- Activate Side-Chaining
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エフェクトのサイドチェーンを有効または無効にします。
- Input
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サイドチェーン入力を設定します。「Internal」が選択されている場合、プラグインの入力信号はサイドチェーンのソースとして使用されます。特定の「Side-Chain」 (1 から 8) が選択されている場合は、各プラグインのサイドチェーン入力にルーティングされたトラックの信号が使用されます。
- Side-Chain Filter Listen
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サイドチェーンフィルターをソロにします。そうすることで、現在の設定を使用して、信号のフィルタリングされた部分をすばやく確認できます。
- Side-Chain Filter Frequency
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サイドチェーンフィルターを適用する周波数を設定します。周波数は Hz または音名のいずれかで設定できます。音名を入力した場合、周波数が自動的に Hz に変わります。たとえば、音名 A3 を入力すると、周波数が 440Hz に設定されます。音名を入力する際、セントオフセット (「A5 -23」、「C4 +49」など) を入力できます。
補足セントオフセットが確実に反映されるようにするには、音名とセントオフセットの間に半角スペースを入力します。
- Side-Chain Filter Q-Factor
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サイドチェーンフィルターの幅もしくはレゾナンスを設定します。
このプラグインは外部サイドチェーンをサポートしています。サイドチェーンのルーティング設定については、『オペレーションマニュアル』を参照してください。