譜表をまたぐ連桁/トレモロの作成 - Dorico Elements - 6.0

Dorico Elements ヘルプ

Product
Dorico Elements
Version
6.0
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ja-JP
Document type
オンラインヘルプ
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譜表をまたぐ連桁/トレモロは、通常の連桁/トレモロと同じように動作するほか、幅広いピッチで構成されるフレーズを複数の譜表に表示できます。譜表をまたぐ連桁/トレモロを作成するには、フレーズのすべての音符を 1 つの譜表に入力して、一部の音符を別の譜表に表示されるよう伸ばします。

補足

五線譜やグリッド表示を使用して打楽器キットまで音符を伸ばすことはできません。

前提
  • 1 つの譜表にフレーズを入力しておきます。

  • 浄書モードの場合は、浄書ツールボックスで「グラフィックの編集 (Graphic Editing)」 を選択しておきます。

手順
  1. 別の譜表まで伸ばす音符を選択します。この操作は記譜モードおよび浄書モードで行なえます。
    補足

    音符を他の譜表まで伸ばして配置できるのは、同じプレーヤーに属する場合のみです。

  2. 以下のいずれかの操作を行なって、音符を別の譜表まで伸ばします。
    • 音符を上の譜表に伸ばすには、[N] を押します。

    • 音符を下の譜表に伸ばすには、[M] を押します。

    • 「編集 (Edit)」その後「記譜 (Notations)」その後「譜表まで伸ばす (Cross Staff)」その後「上の譜表まで伸ばす (Cross to Staff Above)」を選択します。

    • 「編集 (Edit)」その後「記譜 (Notations)」その後「譜表まで伸ばす (Cross Staff)」その後「下の譜表まで伸ばす (Cross to Staff Below)」を選択します。

      ヒント

      このオプションはコンテキストメニューでも選択できます。

結果

選択した音符が別の譜表に表示され、音符が連桁グループに含まれる場合は、譜表をまたぐ連桁が表示されます。音符が属する譜表はこれにより変更されません。

補足
  • すでに音符が置かれている譜表に音符を伸ばすと、譜表にもとからあった音符の符尾の方向が変わる場合があります。これは、同じ位置に複数の声部がある場合の処理方法によるものです。従って、音符の符尾の方向を手動で変更しなければならない場合もあります。

  • 音符を他の譜表に移動して、他の譜表に属させることもできます。

本来の譜表に表示されている音符
一部の音符を他の譜表に伸ばしてできた譜表をまたぐ連桁
手順終了後の項目

譜表をまたぐ連桁/トレモロの符尾の方向が誤っている場合は、符尾の方向をリセットまたは変更できます。