スペーステンプレートを使用すると、部屋やコンサートホールといったスペースのパンニングやリバーブの設定を定義し、それぞれの空間でプロジェクトがどのように聴こえるかを確認できます。
たとえば、出荷時のデフォルトスペーステンプレートはステージ後方に配置されたインストゥルメントにより多くのリバーブを追加し、遠くで演奏された楽曲がどのように聴こえるかをエミュレートします。
スペーステンプレートをプロジェクトに適用すると、ミキサー内のすべてのチャンネルのパンニングとリバーブの設定が同時に変更されます。
スペーステンプレートは、コンピューター上で開いた、または作成したすべてのプロジェクトで使用できます。たとえば他のユーザーと共有するために、カスタムのスペーステンプレートを書き出すことができます。
スペーステンプレートは .dorico_spt ファイルとして保存されます。
補足
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スペーステンプレートとステージテンプレートを組み合わせて使用することで、再生時にインストゥルメントをさまざまに配置できます。
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NotePerformer は独自の空間化を実行するため、再生に NotePerformer を使用する場合、スペーステンプレートは適用されません。