Dorico Pro において前付けとは、スコアの 1 小節めより前に含まれるすべての情報を幅広く指します。
前付けには、スコアの 1 ページめより前のページに加えられることが多い、音楽に関する情報 (タイトルページ、楽器編成リスト、プログラムの目次、および演奏上の指示など) が含まれます。
前付けには、スコアやパートの 1 ページめで楽譜の上に表示される情報 (献呈、タイトル、サブタイトル、作曲者、作詞者など) も含まれます。
プロジェクト中では、楽譜から独立した情報はすべてフレーム内に追加する必要があります。フレームは浄書モードで追加および編集できます。これはレイアウト内の個々のページまたはページテンプレートで行なえます。ページテンプレートとは、同じページテンプレートのセットを使用するすべてのレイアウトの複数のページに同じ形式設定を適用できるものです。たとえば最終ページに含まれる組段が共通して少ないことを理由に、すべてのパートレイアウトの最終ページの楽譜フレームを小さくするような場合、ページテンプレートが役に立ちます。
ヒント
すべてのレイアウトで情報を効率的に統一する方法として、「プロジェクト情報 (Project Info)」ダイアログ内のフィールドを参照するトークンを使用することが挙げられます。デフォルトのページテンプレートには、種類に応じて異なる情報が表示されます。
パラグラフスタイルを使用すると、テキストの書式や外観をプロジェクト全体で統一できます。たとえば、タイトルがどこに表示されても特定のフォントスタイルを使用したい場合などに便利です。