装飾音符の符尾のスラッシュの位置を変更する - Dorico Pro - 6.1

Dorico Pro ヘルプ

Product
Dorico Pro
Version
6.1
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ja-JP
Document type
オンラインヘルプ
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fluidtopics
装飾音符のスラッシュの垂直位置は、プロジェクト全体の設定より優先される形で個別に変更できます。この操作は現在のレイアウトとフレームチェーンのみに対して、もしくはすべてのレイアウトとフレームチェーンに対して行なえます。
前提
  • 下ゾーンを表示しておきます。

  • 下ゾーンのツールバーで「プロパティ (Properties)」 を選択しておきます。

  • 浄書ツールボックスで「グラフィックの編集 (Graphic Editing)」 を選択しておきます。

  • ローカルのプロパティ変更に関して、適切なプロパティ範囲を選択しておきます。

手順
  1. 浄書モードで、スラッシュの位置を変更する装飾音符を選択します。
  2. プロパティパネルの「装飾音符 (Grace Notes)」のグループで、以下のプロパティを片方または両方オンにします。
    • 符尾の先端からスラッシュを挿入 (Slash inset from stem tip)

    • スラッシュの右側へのオフセット (Slash offset to right)

  3. 数値フィールドの値を変更します。
結果

「符尾の先端からスラッシュを挿入 (Slash inset from stem tip)」は、値を大きくすると装飾音符のスラッシュの符尾の先端からの距離が遠くなり、符頭までの距離が近くなります。値を小さくすると符尾の先端までの距離が近くなり、符頭からの距離が遠くなります。

「スラッシュの右側へのオフセット (Slash offset to right)」は、値を大きくすると装飾音符のスラッシュが右に移動し、値を小さくすると左に移動します。

プロパティ範囲を「ローカル (Locally)」に設定している場合、この変更は現在のレイアウトおよびフレームチェーンのみに影響します。

ヒント

装飾音符の符尾のスラッシュのデフォルトの位置をプロジェクト全体で変更するには、「浄書オプション (Engraving Options)」その後「音符 (Notes)」その後「装飾音符 (Grace Notes)」で設定を行ないます。