タイのカーブ方向 - Dorico Pro - 6.1

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Dorico Pro
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6.1
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オンラインヘルプ
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カーブの方向は、タイの両端それぞれの音符または和音の符尾の方向、和音に含まれる音符の数、および譜表内の声部の数により決定されます。

単一の声部における単音のタイ

単一の声部のみ有効でタイが 2 つの単音を連結する場合、タイのカーブ方向はタイの両側の音符の符尾の方向により決定されます。

  • 符尾の方向が一致する場合、タイのカーブは音符から離れる方を向き、符頭側に配置されます。

  • 符尾の方向が食い違う場合、初期設定ではタイのカーブは上向きになります。

単一の声部における和音のタイ

タイが 2 つの和音を連結する場合、タイの方向は和音を構成するタイに結ばれた音符の数によって決定されます。

  • 偶数の場合、タイはカーブが符頭側を向くものと符尾側を向くものに均等に分かれます。

  • 奇数の場合、タイのカーブが符頭側を向くものが 1 本多くなります。

初期設定では、タイでつながれた音符とタイでつながれていない音符の両方を含む和音のタイは、符尾側に向かってカーブします。

ヒント

タイでつながれた音符とタイでつながれていない音符の両方が含まれており、タイでつながれていない音符が符尾から一番離れている場合の和音のデフォルトのタイのカーブ方向は、「浄書オプション (Engraving Options)」その後「タイ (Ties)」その後「タイの向き (Tie Direction)」で変更できます。また、タイでつながれていない音符のピッチが異なる場合と一致する場合でオプションが個別に用意されています。

複声部における音符のタイ

タイは符尾側に配置され、カーブの方向は以下の条件に従います。

  • 符尾が上向きの声部は、タイのカーブも上向きになります。

  • 符尾が下向きの声部は、タイのカーブも下向きになります。

  • 複声部でピッチが重なり合ったり入れ違いになったりする場合、単一の声部における和音のタイのルールが適用されます。すべての声部のすべての音符が単一の声部に属するかのように扱われます。

ヒント

符尾の方向が食い違う音符間におけるデフォルトのタイのカーブ方向は、「浄書オプション (Engraving Options)」「タイ (Ties)」ページで変更できます。

また、タイのカーブ方向は個別にも変更できます。