個々のレイアウト、または複数のレイアウトをまとめてのハードコピーを印刷できます。レイアウトごとに異なる印刷設定を行なえます。たとえば、同じプロジェクトのレイアウトごとに異なる部数を設定したり、異なるプリンターを選択したりできます。
Dorico Pro では、レイアウトの設定に基づいて印刷設定が自動的に行なわれます。そのため、印刷設定の多くはそのままでもレイアウトを適切に印刷できる場合があります。たとえば、A3 用紙を印刷できるプリンターに接続しており、「レイアウトオプション (Layout Options)」ダイアログでフルスコアレイアウトのページサイズを A3 に設定している場合、印刷オプションパネルの「ページ設定 (Page Setup)」セクションは自動的に「A3」が選択されます。
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レイアウトを PDF や PNG などグラフィックファイルの形式で保存する場合は、書き出しを行なうことをおすすめします。
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個別のレイアウトを選択して印刷オプションを設定したあと、すぐに印刷しなくてもかまいません。個々のレイアウトに印刷オプションを設定したら、印刷するすべてのレイアウトを選択して「印刷 (Print)」をクリックできます。選択したレイアウトに印刷設定が異なるものが含まれる場合でも、既存の印刷設定が適用されます。
たとえば、フルスコアレイアウトには冊子印刷を 3 部印刷するように設定し、パートレイアウトには 2 ページを 1 ページに集約したものを 1 部印刷するように設定できます。そのあとすべてのレイアウトを選択して、設定した値が反映された状態で一緒に印刷できます。
適用した印刷設定に従って、選択したレイアウトが印刷されます。
移調楽器を含む実音に設定されたパートレイアウトが選択範囲に含まれている場合、警告が表示され、印刷/書き出し前に選択範囲のすべてを移調に切り替えることができます。移調するレイアウトまたは変更を加えずにそのまま続行するレイアウトを選択することもできます。
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実音または移調音のフルスコアおよびカスタムスコアのレイアウトを印刷/書き出しする際に警告を表示するかどうかは、で選択できます。
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「環境設定 (Preferences)」の「キーボードショートカット (Key Commands)」ページで、さまざまな印刷/書き込みコマンドのキーボードショートカットを設定できます。