「打楽器キットを編集 (Edit Percussion Kit)」ダイアログ - Dorico Pro - 6.1

「打楽器キットを編集 (Edit Percussion Kit)」ダイアログを開くには、以下のいずれかの操作を行ないます。

• 空の打楽器キットを追加するか、打楽器キットに既存のインストゥルメントを結合します。

• 設定モードの「プレーヤー (Players)」パネルで、打楽器キットが割り当てられたプレーヤーのカードを展開し、キットのインストゥルメントラベルのインストゥルメントメニュー をクリックして「打楽器キットを編集 (Edit Percussion Kit)」を選択します。

  ヒント

  設定モードの「プレーヤー (Players)」パネルでは、打楽器キットインストゥルメントのラベルが緑色で表示されます。

• 「インストゥルメントを編集 (Edit Instruments)」ダイアログで、インストゥルメントリストの打楽器キットを選択して、「インストゥルメント (Instrument)」セクションの「打楽器キットを編集 (Edit Percussion Kit)」をクリックします。

  補足

  この方法はプロジェクトに追加していない打楽器キットにのみ使用できます。

1. 名前 (Name)

   打楽器キットの正式名称の入力または変更ができます。これは、五線譜表示を使用している打楽器キットの完全な譜表ラベルで使用されます。

2. 略称 (Short name)

   打楽器キットの略称を入力または変更できます。これは、五線譜表示を使用している打楽器キットの省略された譜表ラベルで使用されます。

3. ドラムセット (Drum set)

   チェックボックスがオンの場合は、打楽器キットはドラムセットとして定義されます。ドラムセットとして定義された打楽器キットは、「記譜オプション (Notation Options)」の「打楽器 (Percussion)」ページのドラムセットの設定に従います。これには、声部の振り分けやデフォルトの符尾方向などが含まれます。

4. 表示タイプ

   選択した打楽器キットが、打楽器キットの表示タイプごとでどのように表示されるかを編集できます。

   • 五線譜 (5-line Staff): キットのインストゥルメントは五線譜上に表示されます。譜表のそれぞれの線および間にどのインストゥルメントが表示されるか指定できます。キットの名前を示す 1 つの譜表ラベルが表示されます。

   • グリッド (Grid): キットのインストゥルメントはグリッド上に表示され、それぞれのインストゥルメントに 1 本ずつの線が与えられます。各線間の間隔はカスタマイズできます。各インストゥルメントの譜表ラベルは、通常の譜表ラベルより小さなフォントで表示されます。

   • 一線譜を使用するインストゥルメント (Single-line Instruments): キットのインストゥルメントは、それぞれの線上で個別のインストゥルメントとして表示されます。各インストゥルメントには標準サイズの譜表ラベルが表示されます。

5. エディター

   選択した打楽器キットの表示タイプで、インストゥルメントの現在の配置が表示されます。コントロールを使用して、インストゥルメントの配置およびグリッド表示タイプの線と間隔のレイアウトを変更できます。

6. コントロール

   選択した打楽器キットの表示タイプのインストゥルメントの配置および符尾の方向を変更できます。また、キットにスラッシュ付き声部を追加することもできます。

   • 名前を編集 (Edit Names): 現在選択しているインストゥルメントの名前を変更できる「インストゥルメント名を編集 (Edit Instrument Names)」ダイアログを開きます。

     補足

     すべての表示タイプの打楽器インストゥルメント名の表示が変更されます。打楽器キットの表示タイプによっては、譜表ラベルはインストゥルメント名とは別の情報を使用する場合があります。

   • 打楽器の演奏技法を編集 (Edit Percussion Playing Techniques): 符頭とアーティキュレーションとトレモロとの組み合わせが、現在選択しているインストゥルメントの再生にどのように影響するかを変更できる「打楽器の演奏技法 (Percussion Instrument Playing Techniques)」ダイアログを開きます。

   • 符頭を編集 (Edit Noteheads): 五線譜キット表示において、現在選択しているインストゥルメントが使用している符頭を上書きできる「打楽器の符頭の上書き (Override Percussion Noteheads)」ダイアログを開きます。

7. アクションバー

   すべての表示タイプに適用されるオプションが含まれています。

   • 新規インストゥルメントを追加 (Add New Instrument): インストゥルメントピッカーを開き、キットに追加する新しい無音程打楽器インストゥルメントを選択できます。

   • プレーヤーから既存のインストゥルメントを追加 (Add Existing Instrument From Player): キット内ではなく、個別の打楽器インストゥルメントを含むプロジェクト内の他のプレーヤーのリストが表示されます。別のプレーヤーの打楽器インストゥルメントを選択し、その打楽器インストゥルメントを楽譜とともに現在のキットに移動できます。

   • キットからインストゥルメントを削除 (Remove Instrument From Kit): 個別のインストゥルメントとして表示されるように、選択したインストゥルメントをキットから削除します。個別のインストゥルメントは他のプレーヤーまたは他のキットインストゥルメントに移動できます。

   • インストゥルメントを変更 (Change Instrument): インストゥルメントピッカーを開き、新しい無音程楽器を選択して、楽譜を保持したまま選択したインストゥルメントと置き換えることができます。

   • インストゥルメントを削除 (Delete Instrument): インストゥルメントを楽譜ごとキットから削除します。

8. キットを書き出す (Export Kit)

   別のプロジェクトで使用できるように、打楽器キットをライブラリーファイルとして書き出せます。

   ヒント

   打楽器キットは「インストゥルメントを編集 (Edit Instruments)」ダイアログで作成や編集を行なうことができ、変更した内容はコンピューター上のそれ以降のすべてのプロジェクトで使用できるようになります。