校正上の問題にはさまざまなタイプがあります。各タイプの校正上の問題は、複数の校正カテゴリーに表示される場合があります。たとえば、音部記号、強弱記号、調号のいずれにも不要な繰り返しが含まれる可能性があります。
- アイテムの繰り返し
-
G メジャーの調号が適用されているパッセージに G メジャーの調号が表示されているといった不要なアイテムの繰り返しや、sul pont. と sul tastoの演奏技法が同時に指定されているといった矛盾したアイテムの繰り返しを検出します。
調号が繰り返されていることを示す長方形の校正ハイライト Dorico Pro は、アイテムの繰り返しが不要かどうかを判断する際に、音楽的な感性を用います。たとえば、連続するクレッシェンドのヘアピンは強弱記号のフレージングを指示するためにしばしば使用されるため、Dorico Pro は繰り返される段階的強弱記号を校正上の問題として報告しません。
- アイテムの欠如
-
通常期待されるアイテム (たとえば、楽譜の開始位置の強弱記号) や、それがないことで記譜が曖昧になるアイテム (たとえば、リピートジャンプの前後で有効な音部記号が異なる場合) など、欠如しているアイテムを特定します。
強弱記号がないことを示す矢印の校正ハイライト - 拍子と拍子記号
-
拍子記号、小節のデュレーション、小節線に関連する問題を特定します。たとえば、表示されていない拍子記号のデュレーションが有効な拍子記号と異なる場合や、小節のデュレーションが有効な拍子記号と一致しない場合などが該当します。これは、挿入モードを有効にせずに拍子記号を入力した場合に発生することがあります。
拍がない小節を示す長方形の校正ハイライト - 反復記号
-
リピート括弧、リピートマーカー、リピート小節線に関する問題を特定します。たとえば、対応するジャンプ記号のないリピートセクション、同じインデックスを持つ複数のリピートセクション、または関連付けられたアウフタクトと位置が一致しない反復終了線などです。
アウフタクトと位置が一致していない反復終了線を示す矢印の校正ハイライト - インストゥルメントの変更
-
インストゥルメントの変更に関する問題を特定します。これには、演奏者が楽器を持ち替える時間があるかどうかや、使用される楽器に応じて、重なっている音符を物理的に同時演奏できるかどうかなどが含まれます。
持ち替える時間が不十分なインストゥルメントの変更を示す矢印の校正ハイライト - インストゥルメントの音域
-
音域外と見なされる音符に関する問題を特定します。これにはそのインストゥルメントや声楽のパートが演奏したり歌ったりするには高すぎる/低すぎる音符や、現在のハープペダルセッティングに合致しない音程などがあります。
現在のハープペダル設定と一致しないハープの音符を示す長方形の校正ハイライト - 弦楽器
-
ギターやバイオリンなどの、フレット器およびフレット楽器以外の弦楽器に関する問題を特定します。たとえば、同じ弦に複数の音符が割り当てられている場合や、使用される弦や押さえるピッチの位置に基づいて、物理的に押さえられないコードになっている場合などです。
ギターの同じ弦に 2 つの音符が割り当てられていることを示す長方形の校正ハイライト