トークンは、プロジェクトに保存されたタイトル、作曲者、日時などの情報の代用として使用できるコードです。これにより、プロジェクトに誤った情報や古い情報を表示するリスクを減らすことができます。
たとえば、プロジェクトのタイトルにトークンを使用した場合、「プロジェクト情報 (Project Info)」ダイアログでプロジェクトタイトルを何度でも変更でき、そのたびにプロジェクト内のすべてのレイアウトのプロジェクトタイトルが自動的に更新されます。
補足
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トークンはテキストフレームでのみ使用できます。テキストアイテムではトークンを使用できません。テキストフレームの全機能を利用できるのは Dorico Pro のみですが、参考として利用可能なトークンを掲載しておきます。
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カーソルがテキストフレーム内にある場合、コンテキストメニューから利用できるすべてのトークンにアクセスできます。コンテキストメニュー内のトークンはサブメニューにまとめられています。
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フロートークンは、同一ページにあり、テキストフレームの上辺より下にある一番近いフローを参照します。フロートークンが含まれているテキストフレームの上部が組段内の最初の譜表の第 5 線に揃っているかそれより上にある場合、フロートークンはそのフローを参照します。
{@flow2title@} のように、フロートークンが参照するフロー番号を指定することもできます。この場合、トークンの位置に関係なく、常に指定したフローが表示されます。
各フローのフロー番号は、設定モードの「フロー (Flows)」パネルで確認できます。