符尾の方向の変更

ファーストステップ

Product
Dorico
Version
4.3
Language
日本語
Document type
オンラインヘルプ
ft:openMode
fluidtopics

左右どちらの手で音符を演奏するかを明確にするために、音符の符尾が、ピッチに応じてデフォルトとは異なる方向を向く場合があります。これを一致させるために、個々の音符の符尾の方向を変更できます。

手順

  1. 小節番号 30、31、72、73 で、[Ctrl]/[command] を押しながら C をクリックします。

    小節番号 30 ~ 31 の C の 4 分音符を選択したところ

    • たとえば、[Z] 又は [Ctrl]/[command]+^ を押すか、プロジェクトウィンドウ下部のステータスバーにあるズームオプション ステータスバーのズームオプション を使用して、音符が大きく表示されるようにズームインできます。

  2. [F] を押して、選択した音符の符尾の方向を反転します。
    • 第 3 線の音符の符尾は周囲の状況に応じて上向きにも下向きにもなるため、C の符尾を上向きにした小節番号 30 と 72 では、B の符尾も自動的に反転されます。しかし、手を区別するために、B の符尾は下向きにするべきです。

  3. 小節番号 30 と 72 で B を選択して、[F] を押します。

結果

選択した音符の符尾の向きが反転し、C の符尾は上向き、B の符尾は下向きになっています。

符尾の向きが反転した音符

補足

符尾が上向きの声部または符尾が下向きの声部に音符を変更するべきときに、符尾の向きを反転することはおすすめしません。休符が表示されていない場合は、音符の声部に関係なく、ピッチに応じて音符の符尾の向きが自動的に変更されます。