オクターブ線の追加

ファーストステップ

Product
Dorico
Version
4.3
Language
日本語
Document type
オンラインヘルプ
ft:openMode
fluidtopics

多くの加線が表示されるのを回避するために、小節番号 32 で入力した 1 オクターブ上の和音は、8va のオクターブ線、つまり音符が記譜上のピッチよりも 1 オクターブ上で演奏されることを示すオクターブ線を使用して記譜できます。

手順

  1. 小節番号 32 で、上の譜表の装飾音符をクリックし、[Shift] を押しながら 2 拍めの和音をクリックします。

    和音と装飾音符を選択したところ

  2. [Shift]+[C] を押して音部記号やオクターブ線のポップオーバーを開きます。
  3. ポップオーバーに「8va」と入力します。

    譜表の上の音部記号とオクターブ線のポップオーバーに 8va のオクターブ線のエントリーを入力したところ

  4. [Return] を押してポップオーバーを閉じます。

結果

装飾音符と和音にまたがる 8va のオクターブ線が入力されます。オクターブ線の範囲内のすべての音符は、オクターブ線を入力する前より自動的に 1 オクターブ低く記譜されます。

小節番号 32 に 8va のオクターブ線が入力されたところ

赤色の点線が示しているように、オクターブ線のエンドポイントは次の小節の開始位置に連結されていますが、オクターブ線の延長線は和音の右側で終了しています。これは、オクターブ線の長さと配置の表記規則に従っているためです。

ヒント

オクターブ線は、ウィンドウ右側にある音部記号パネルを使用して追加することもできます。このパネルを表示するには、記譜ツールボックスの「パネル (Panels)」 記譜ツールボックスの「パネル (Panels)」ボタン をクリックし、次に「音部記号 (Clefs)」 記譜ツールボックスの「音部記号 (Clefs)」ボタン をクリックします。オクターブ線と音部記号はどちらも譜表上の音符の位置を変更するため、これらは同じパネルにまとめられています。