この曲はロマン主義の時代に作曲されたため、かなりの数のルバートが使われています。この楽譜では、ritardando のあとに a tempo が続くなど、比較的短い間にテンポを変動させることでルバートが表現されています。このタスクでは、これらのテンポ記号の入力方法について説明します。
ここまでにいくつかのタスクを完了したので、音符の入力中にテンポ記号を入力できることも、既存の楽譜に追加できることも正しく理解できているでしょう。音符の入力中は、キャレットの位置に入力されます。ただし、accelerando などの段階的テンポ変更は、音符の入力に合わせて延長されません。
手順
結果
段階的テンポ変更と固定テンポ変更が追加されました。ritardando の延長線と A tempo 記号の位置は自動的に揃えられます。
テンポは、ウィンドウ右側にあるテンポパネルを使用して追加することもできます。このパネルを表示するには、記譜ツールボックスの「パネル (Panels)」 をクリックし、次に「テンポ (Tempo)」 をクリックします。
手順終了後の項目
テンポのポップオーバー ([Shift]+[T]) を使用して、小節番号 1 の開始位置に Grazioso のテンポ記号を入力します。推奨されるメトロノームマークのあるバージョンを入力した場合は、そのテンポ記号を選択し、下ゾーンのプロパティパネル ([Ctrl]/[command]+[8] を押して表示/非表示を切り替える) の「テンポ (Tempo)」グループにある「メトロノームマークを表示 (Metronome mark shown)」をオフにすることでメトロノームマークを非表示にできます。
Grazioso のテンポ記号と拍子記号の位置は自動的に揃えられます。