ここまでに入力したすべての音符には A♭ メジャーの調号の臨時記号が適用されています。しかし、小節番号 6 の和音には B♮ と D♮ が含まれているため、臨時記号を追加する必要があります。
前提
「環境設定 (Preferences)」 (キーボードショートカット [Ctrl]/[command]+[,]) の「音符の入力と編集 (Note Input and Editing)」ページで、「臨時記号、付点、アーティキュレーションを指定 (Specify accidental, rhythm dot and articulations)」に「音符入力前 (Before inputting note)」を選択しておきます。
手順
結果
ナチュラルの臨時記号が付いた 2 つの音符を含む和音が入力されました。Dorico のデフォルトの臨時記号の有効範囲ルールは、臨時記号が小節の最後まで適用されるという一般的な慣習に即しているため、2 つめの和音のナチュラルの臨時記号は自動的に非表示になります。同様に、上の譜表の小節番号 7 の B♭ にはフラットの親切臨時記号が自動的に表示されます。
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音符の入力中でなくても、選択した音符に臨時記号を追加できます。同じ臨時記号を複数の音符に一度に追加できるため、この方が便利な場合もあります。
フラットの臨時記号を追加するには [-] を押します。シャープの臨時記号を追加するには ^ を押します。
ウィンドウの右側にある調号、調性システム、臨時記号パネルにはさまざまな臨時記号が用意されています。このパネルを表示するには、記譜ツールボックスで「パネル (Panels)」 をクリックし、次に「調号、調性システム、臨時記号 (Key Signatures, Tonality Systems, and Accidentals)」 をクリックします。
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臨時記号の有効範囲ルールの詳細については、オペレーションマニュアルを参照してください。Dorico SE では、臨時記号の有効範囲ルールを変更できません。
手順終了後の項目
このタスクと前のタスクで学んだ方法を使用して、下の譜表の小節番号 14 の 1 拍めまで和音の入力を続けてみてください。アルペジオ記号はこのあとのタスクで追加しますので、ここでは入力しなくても大丈夫です。