「オーディオパフォーマンス (Audio Performance)」パネルには、オーディオ処理の負荷とハードディスクの転送速度が表示されます。これにより、トラック数が非常に多い場合やバッファーサイズが小さい場合に、パフォーマンスの問題が生じていないかを確認できます。
「オーディオパフォーマンス (Audio Performance)」を開くには、以下のいずれかの操作を行ないます。
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メニューバーの
を選択します。 -
ツールバーのオーディオパフォーマンスメーターディスプレイをダブルクリックします。
- リアルタイム (Real Time)
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すべてのオーディオリアルタイム処理の平均負荷が表示されます。
- ピーク (Peak)
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オーディオエンジンのリアルタイムパスにかかっている処理の負荷を示します。この値が高いほど、ドロップアウトが発生するリスクが高まります。
- 処理の過負荷 (Processing Overload)
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過負荷インジケーターはドロップアウトを示します。ドロップアウトは、処理負荷が 100 % を超えた場合や、処理遅延が大きすぎることを内部検出したことでオーディオエンジンが再起動された場合に発生します。これは、たとえばリアルタイム負荷が限界を超えた結果、前処理バッファーが空の状態で実行された場合などに起こる可能性があります。
ヒント過負荷インジケーターが点灯した場合は、バッファーサイズを大きくするか、同時に録音または再生するオーディオチャンネルを少なくすることをおすすめします。
- ディスクキャッシュ (Disk Cache)
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ハードディスクの転送負荷を示します。
- ディスクキャッシュ過負荷 (Disk Cache Overload)
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ハードディスクのデータ供給速度が十分でない場合は、「disk」インジケーターの右側にある過負荷インジケーターが点灯します。