「Pitch」セクションでは、ピッチを調節できます。選択したオシレータータイプによって、使用可能な設定が異なります。グレインオシレーターを使用している場合、グレインのピッチを指定できます。スペクトラルオシレーターを使用している場合は、波形のピッチとフォルマント設定を指定できます。
- Octave
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ピッチをオクターブ単位で設定します。
- Coarse
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ピッチを半音単位で設定します。
- Fine
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ピッチをセント単位で微調整します。
- Fixed
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このパラメーターはグレインオシレーターで使用できます。
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デュレーションの長いグレインを使用する場合、「Fixed」を有効にするとすべてのキーのピッチが一定になります。
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デュレーションの短いグレインを使用する場合、各キーは異なるスペクトラムを再生します。
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- Formant
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スペクトラルオシレーターを使用する場合は、このパラメーターでスペクトラムのフォルマントをシフトできます。
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グレインオシレーターを使用する場合は、オリジナルサンプルのピッチを変更します。効果は以下のとおりです。
グレインのデュレーションが短い場合、知覚されるピッチはグレインサイズに応じて変化するため、ベースとなるサンプルのピッチを変更するとフォルマントシフトに似た効果を得られます。
グレインのデュレーションが長い場合、オリジナルサンプルのピッチがそのまま知覚されるため、その効果はピッチオフセットに変わります。
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- Formant Key Follow
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このパラメーターはスペクトラルオシレーターで使用できます。再生されるピッチに応じて、フォルマントをシフトできます。
100% に設定すると、フォルマントはピッチに従います。0% に設定すると、フォルマントは一定に保たれます。フォルマント特性が一定である本物の楽器をエミュレートしたい場合は、この値を 0 に設定して、さまざまなキー範囲でノートを発音しながら希望するフォルマントまで少しずつ値を上げます。