再生設定

• 「Loop」が「On」の場合は、ループ範囲は連続して再生されます。再生マーカーがループの終了位置に到達すると、すぐさまループの開始位置にジャンプします。

• 「Loop」が「Alt」の場合は、再生マーカーが再生の前後方向を交互に入れ替えながら、サンプル内を移動します。つまり、再生マーカーがループの終了位置/開始位置に達するたびに、再生方向が逆になります。

• 「Loop」が「Off」の場合は、再生はループの終了位置で停止します。

サンプル内を移動する再生マーカーの速度と方向を設定します。

• 0% では、再生マーカーは移動しません。

• 100% では、再生マーカーがオリジナルと同じ速度と方向でサンプル内を移動します。

• 200% では、再生マーカーがオリジナルの 2 倍の速度でサンプル内を移動します。

• -100% では、再生マーカーがオリジナルと同じ速度で、オリジナルとは逆方向にサンプル内を移動します。

• -200% では、再生マーカーがオリジナルの 2 倍の速度で、オリジナルとは逆方向にサンプル内を移動します。

オシレーターの速度が、発音したノートによってどのように影響されるかを調節します。センターキーは C3 に固定されています。

• 0 よりも大きい値に設定するとセンターキーより上のノートの速度が上がり、センターキーより下のノートの速度が下がります。

  たとえば 100% に設定した場合、センターキーの 1 オクターブ上は 2 倍の速さで再生され、センターキーの 1 オクターブ下は半分の速さで再生されます。200% に設定した場合は、センターキーの 1 オクターブ上が現在の 4 倍の速さになり、1 オクターブ下は 1/4 の速さになります。

• 負の値に設定すると順序が反転します。つまり、センターキーより上が低速になり、センターキーより下が高速になります。

ノートを発音したときに、現在の「Speed」設定に正または負のランダムな値を追加することで、再生の速度と方向をランダムにします。

サウンドのスペクトラル純度を調節できます。0% に設定すると、オリジナルのサウンドが再生されます。

• 正の値に設定すると、部分音間のレベルの差が大きくなり、純粋なサウンドになります。

• 負の値に設定すると、部分音間のレベルの差が小さくなり、ノイズの多い混ざったサウンドになります。

「Purity」はモジュレーションマトリクスで変調できます。

すべての部分音の周波数オフセットを調節します。このパラメーターの効果は、周波数オフセットが信号内に存在するかどうかに大きく依存します。サウンドが厳密に調和している場合、つまり周波数オフセットがない場合、「Inharmonicity」コントロールは効果を発揮しません。

部分音の周波数は、再生したピッチの 2 オクターブ下から始まる倍音列と比較されます。サウンドが厳密に調和していない場合、一部の部分音の周波数は、想定される倍音列の周波数に一致するようにオフセットされます。

0 % に設定すると、高調波周波数だけが再生されます。0% に設定すると、オリジナルのサウンドが再生されます。+200 % に設定すると、周波数オフセットが 2 倍になります。負の値に設定すると、それに応じて周波数オフセットが反転します。

「Inharmonicity」はモジュレーションマトリクスで変調できます。

低域のダンピングを調節できます。値を大きくするほど、低域が多くカットされます。

「Low Cut」はカットオフ周波数が固定された従来のフィルターのようには機能しません。かわりに、サンプル内の現在の周波数が反映されます。たとえば、このパラメーターを 10% に設定すると、スペクトラム全体の音圧の 10% を占める低域がカットされます。これは、ピッチを上げるようにピッチシフトを使用した場合に聴こえる可能性のある低いランブルを除去する場合に特に便利です。値を大きくするほど、「Low Cut」の効果は大きくなります。

「Low Cut」はモジュレーションマトリクスで変調できます。

同時に再生する再生マーカーの数を指定します。小数点以下の数値も入力できます。たとえば、2.5 に設定した場合、2 つのオーディオストリームが最大レベル、3 つめのオーディオストリームが半分のレベルで再生されます。

「Number」を 2 以上に設定した場合に、再生マーカーの位置を分散させます。これにより、それぞれの再生マーカーが別の位置から再生されます。

再生マーカーをディチューンします。

ステレオでの再生マーカーの信号を分散させます。