「Vel」および「Ctrl」セクション

Retrologue ヘルプ

Product
Retrologue
Version
2.4
Language
日本語
Document type
オンラインヘルプ
ft:openMode
fluidtopics

「Vel」セクションでは、アルペジオのステップを設定してベロシティーを指定します。「Ctrl」セクションでは、フレーズの 3 つの MIDI コントローラーシーケンスを編集できます。

3 つのコントローラーレーンから、MIDI コントローラー 110、111、および 112 がデスティネーションに送られます。録音したシーケンスをエクスポートするとき、これらのコントローラー値もエクスポートされます。つまり、エクスポートした MIDI シーケンスをシーケンサーに追加すると、アルペジエーターを無効にし、シーケンサーを使用してノートやコントローラー値を再生できます。

補足

Retrologue でアルペジエーターを無効にしても、モジュレーションマトリクスではコントローラーレーンは有効のままになり、受信 MIDI コントローラーメッセージを使用してモジュレーションを調節できます。

パターン長の指定

  • パターンのステップ数を指定するには、「Vel」セクションの「Number of Steps」ハンドルを左右にドラッグします。

ステップの有効化

1 つのフレーズに最大 32 のステップを含めることができます。有効にしたステップだけが再生されます。

  • ステップを有効にするには、「Steps」セクションの「On/Off」ボタンをオンにするか、「Vel」セクションでステップをクリックします。

ステップの編集

ステップの高さは値を表わします。ステップは、以下の方法で編集できます。

  • すべてのステップを有効にするには、コンテキストメニューから「Enable All Steps」を選択します。

  • 値を調節するには、ステップをクリックして上下にドラッグします。

  • 複数のステップの値を調節するには、クリックしてカーブを描きます。

  • すべてのステップのベロシティーを相対的に調節するには、[Shift] を押しながらクリックしてドラッグします。

  • ステップで傾斜を描くには、[Alt/Opt] を押しながらラインを描きます。

  • シーケンスの右と左で対称の傾斜を描くには、[Shift]+[Alt/Opt] を押しながらラインを描きます。

  • ステップを移調するには、ステップの下のフィールド内をクリックし、移調数 (半音単位) を入力します。

    補足

    ステップを移調できるのは、「Show Pitch Row」がオンの場合のみです。

  • ステップのベロシティーを 127 にリセットするには、[Ctrl]/[command] を押しながらステップをクリックします。

  • すべてのステップのベロシティーを 127 にリセットするには、[Shift]+[Ctrl]/[command] を押しながらステップをクリックします。

  • 2 つのステップをレガート再生するには、2 つのステップの最初の方の下にある数字をクリックして、小さい矢印を表示します。

    「Legato」がオンになると、「Gate Scale」パラメーターの設定は反映されません。

ベロシティーステップでは、ステップの幅がゲートタイムを表わします。

  • ステップのゲートタイムを調節するには、右側の境界をドラッグします。

  • すべてのステップのゲートタイムを調節するには、[Shift] を押しながらステップの右側の境界をドラッグします。

    この方法でゲートタイムを調節できるのは、次のステップの左側の境界までです。次以降のステップに重なるまでステップのゲートタイムをのばした場合、重ねられたステップは無効になります。

  • ステップのゲートタイムを 1 にリセットするには、[Ctrl]/[command] を押しながらハイライトされた右側の境界をクリックします。

  • すべてのステップのゲートタイムをリセットするには、[Shift]+[Ctrl]/[command] を押しながらハイライトされた右側の境界をクリックします。

  • 連続するステップの間のギャップを埋めるには、コンテキストメニューから「Fill Gap」または「Fill All Gaps」を選択します。

これら 3 つのコントローラーレーンは、MIDI コントローラー 110、111、および 112 を送信します。モジュレーションマトリクスで Arp コントローラーレーンをソースとして選択することで、あらゆるデスティネーションを MIDI コントローラーシーケンスで変調できます。

  • コントローラーを割り当てるには、「MIDI Controller」ポップアップメニューを開いてコントローラーを選択するか、ハードウェアの該当するコントロールを使用します。

コントローラーレーンのパラメーター

Bi

モジュレーション信号を双極性に切り替え、ピッチやパンなどのデスティネーションを変調します。

Depth

指定したデスティネーションにおけるコントローラーレーンの効果の強さを調節します。

Dest

コントローラーレーンで変調されるデスティネーションを指定します。

Mod

モジュレーションの強さの調節に使用する 2 つめのソースを指定できます。たとえば、モジュレーションホイールを選択して強さを調節できます。