WaveLab には、オーディオ素材を他のアプリケーションに転送し、ワークフローを中断することなく作業を続けられる特別なコピーアンドペースト機能が用意されています。
手順
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オーディオエディターまたはオーディオモンタージュウィンドウでオーディオ範囲を選択します。
時間範囲に加えて、オーディオ範囲には複数のチャンネルまたはトラック/レーンを含めることができます。
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特別なコピー機能にアクセスするには、以下のいずれかの操作を行ないます。
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「編集 (Edit)」タブを選択します。「コピー (Copy)」ボタンを右クリックするか、その右側の下矢印をクリックしてメニューにアクセスします。
補足オーディオエディターでは、「カット/コピー/貼り付け (Cut Copy Paste)」セクションに「コピー (Copy)」ボタンがあります。オーディオモンタージュウィンドウでは、「クリップボード (Clipboard)」セクションに「コピー (Copy)」ボタンがあります。
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オーディオエディターで、選択したオーディオ範囲を右クリックしてコンテキストメニューを開きます。
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以下のいずれかの操作を行ないます。
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すべてのエフェクトが適用された、選択したオーディオ範囲のレンダリングされたコピーを生成するには、「システムのクリップボードにコピー (エフェクトあり) (Copy to System Clipboard (With Effects))」を選択します。
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エフェクトを適用せずに、選択したオーディオ範囲のコピーを生成するには、「システムのクリップボードにコピー (エフェクトなし) (Copy to System Clipboard (No Effect))」を選択します。
選択したオーディオ範囲が、アニメーション表示された破線の長方形の輪郭線 (1) で強調表示されます。
「編集 (Edit)」タブが選択されている場合、緑色のアイコン (2) は、クリップボード上のオーディオ範囲をアプリケーション間で転送できることを示しています。
補足オーディオエディターでは、このアイコンは「カット/コピー/貼り付け (Cut Copy Paste)」キャプションバーの左側にあります。オーディオモンタージュウィンドウでは、このアイコンは「クリップボード (Clipboard)」キャプションバーに表示されます。
強調表示されたオーディオ範囲 オーディオモンタージュウィンドウのアイコン 補足選択したオーディオ範囲に対してさらに編集操作を行なうと、アウトラインは表示されなくなります。ただし、次の手順で説明するとおり、データがクリップボード上にある限りは別のアプリケーションに貼り付けられます。
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選択したオーディオ範囲をターゲットアプリケーションですぐに編集できるようにするには、オーディオ範囲自体または緑色のアイコン (2) をターゲットアプリケーションの任意の場所にドラッグするか、[Ctrl]/[command]+[V] を使用して貼り付けます。
補足
すべてのオーディオアプリケーションで [Ctrl]/[command]+[V] キーボードショートカットを使用できるとは限りませんが、Cubase、Nuendo、エクスプローラー (Windows) または Finder (Mac) などでは使用できます。